2019年9月4日水曜日

境塾 2019年9月1日(日)


境塾 201991日(日)
演奏曲
    「向日葵のように」より「4.この道を」
     同上「5.向日葵のように」(大中恩作曲・山岸千代栄作詩)
    「そのとき十八の春」(朝岡真木子作曲) 
    「みぞれに寄する愛の歌」(山田耕筰作曲)
    「おんがく(木下牧子作曲)
    「宝石のうた」(グノー作曲・堀内敬三訳詞)

このところ、少し涼しくなりました。今日は9月の第1日、13人が参加し、熱のこもった3時間となりました。
    2015年に、90歳過ぎて作曲された最晩年の曲集、1曲が2ページで5曲ある。
・母音ででる言葉は、先取りしてでる。
・いい声、いい発声です。あとは歌に息をふきこむ作業をもっとする。一色になるのが玉にきず。
・「りんとさく」 「ん」に音符があててある。日本人作曲家の悪いくせ、よく声を響かせて処理する。
・曲の山に向かってもていく。
  「椿のようにりんと」 よ・・・cresc.する。り・・・長めに
andantino の所から音楽が変わったのがきこえるように
・p、mp、p、mp のところ、作曲家の意図を読み取る
    ・向日葵のイメージは、夏、明るい、そして情熱につながる、発展を考えて歌う
・「もしも、お花になれるなら」 願望をだす、ブレスしてもひとつになるように。
・「こいして」4つに音符がついているが、「こい」「して」とまとめる
・「ウサギのダンス」の歌のような明るさ、躍動感、息のエネルギーが足りない。
    ・日本的情緒にならず、まっすぐ歌う。
・最初の3連符に注意、rit.からa tempoしてはいるのは歌い手の呼吸にまかせられている。
・「かおりをはなちながら、花になる」・・・いいことを歌っている。
・音が下がる傾向がある。音感の問題ではなく、発声のバランスがどこかうまくいっていない。
・最後の「ルルル」は西洋風の「ウ」でいいのではないか。
・以前きいた「からたちの花」が低いところが気になった。山田耕筰夫人が歌っている録音を聴いてみてください。ネット上で「からたちの花 辻 国会図書館」で検索すると聴くことができる。
    ・この曲はおおまかに言ったらどういう曲か。――願望の曲、希望のあるみぞれ、明日は天気になれ
・「きみ」の音符が3回とも違う音符で書かれている。
・歌い出しが暗い人が多いが、そうではないだろう。
・歌の内容に合わない声をださないようにすれば、下がらないだろう。
・「暗ければ」は暗くはない
・強いアクセント記号のところも、レガートの中でうたう。
    ・立派な声で歌おうとしないで、いい状態の発声を使って歌う。
・発声ばかりを考えて歌っているように聞える、発声を忘れて音楽、言葉に集中して歌ってみる
→言葉が伝わってきて、声も適切な声になり、表情もよくなった。
    ・日本語でアリアを歌う、堀内敬三訳詞で、日本語としてもかなり古く、わかりにくい。
・「マルガリータ」いう人名の扱い、日本語訳詞のときは、日本語的に発音するのがいいのではないか。
・少し説明してから歌う必要があるかもしれない。

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