2019年4月17日水曜日

境塾 2019年4月7日(日)


境塾 201947日(日)
演奏曲
    すてきな春に(小林秀雄作曲)
    花林(畑中良輔作曲)
    島へ(武満徹作曲) 
    空(小林秀雄作曲)
    ながれ星(朝岡真木子作曲)
    さくらよ(朝岡真木子作曲)
    瞳(小林秀雄作曲)
    わすれない(朝岡真木子作曲)
    アマリリス(中田喜直作曲)

100人位入れる集会室で3時間、7人の受講生が歌いました。健先生からのコメントを紹介します。
    ・レチタティーヴォのようにとある最初の2ページについて
  気分で歌わない、リズムは守る。
母音ではじまる言葉をわかるように発音。少し前に歌う。あるあさ
いきなりこころが→こころがはクレッシェンドだが、「が」の扱いには注意。
  「つぼみ」は大事な言葉だ
・「やさしく うでを」 「く」は語尾で「う」は言葉のあたま。それを考えてさらに旋律にのせる。
・クレッシェンド、デクレッシェンドは発声上にもいいので、いいことに結びつける。
・言葉がききとれるように、それでいてやりすぎず自然にできるようにする。
    ・「かわたれ」・・・彼は誰の意味で薄暗い時刻、多くは明け方をいう。夕方は「たそがれ」
・母音をつなげてとにかくレガートに
・休符があっても、つなげて歌ってもいい。
    ・のばしている音が次につながるように
3連音符を早めにとる――母音が長くなるように、
・言葉の頭は、少し早く出る
    ・無声(×)も音程があるように扱う、同じ音程、他へいかないように。
・作曲のアクセントが逆でも、そうでないように聞えるように歌う。
・とにかくレガートに歌う
    ・母音を明るめに、悲しくならないように
・息で響きを押し出す作業をする
・インパクトが足らない。作曲家がねらっている山場を見つけて表現する。のどで押すのではなく、楽器がフル回転する。
・「さみしい夜」という言葉でも、逆を歌うくらいの図々しさが必要だ。
・アクセントをつけようと思ったら、早めに前に出して、母音をたっぷりに歌う。遅れないように。
・この手の曲は難しい。譜面通りは簡単だが、「会いたい」「なりたい」願望が歌に現れるように。声をだすところもないし、声のない人も歌えない。
    ・「雲になれ」「かくせ」と願望を歌う。
・「さくら」はレガートに
・最後の部分は、声で勝負するところではあるが、そういう印象を与えないように、言葉で勝負する。
    ・「波が三方からよじれる」 最後に答えがでてくるが、はじめからそのつもりで歌う。
・毅然として歌う。
・「私の魂の・・・(で終わらずに先へ続けて)ぬけがらに降る」 ふるのF お客にFの息が聞えるように。
   Fはくちびるとくちびるで音を出す(いいなあ笑)
    ・「わすれない」の「す」のUの母音注意。  「うつくしい」母音を上で並べて発音する
・ここぞというところで力まない。
・「はなのかおり」ひとつに歌う。「り」の高い音は縦の口で歌う。
    ・「サルビア」「さくら横ちょう」と並んで女性が好きな歌である。
・「Amarilli mia bella」から着想を得たと中田先生から聞いたことがある。
・詩と音楽の会で、健先生が初演した。
・低い声がいのちの曲、重要な言葉が低音で書かれている。低音がでない人は歌えない。