境塾 2019年2月3日
演奏曲
①
舟唄(片戀)(團伊玖磨作曲)
②
金子みすゞの詩による連作歌曲より「こぶとり」(小原孝作曲)
③
金子みすゞの詩による連作歌曲より「かぐや姫」(小原孝作曲)
④
うみ(井上武士作曲)
⑤
サッちゃん(大中恩作曲)
⑥
木下夕爾による8つの歌より「ふろたき」(小倉朗作曲)
⑦
木下夕爾による8つの歌より「山家のひる」(小倉朗作曲)
4人の受講生が歌いました。健先生からのコメントを紹介します。
①
・この舟歌についての基本的こと
北原白秋の詩「片戀」にでてくる「曳舟(ひきふね)」は江東区にある地名であ
るが、團氏は舟歌と勘違いして作曲したと思われる。この詩を大中恩氏も作曲し
ているが、舟歌ではない。
「かわたれ」→彼は誰時とは、あれはだれだとはっきり見分けられない頃、明け
方。反対語は「たそかれ」で夕方。
・金と赤は、同格の扱い。
・「ちるぞえな」 3連音符、2連音符を意識させないように母音を流すように。
・「薄着のねる」 ネルは素材。ネルは大事に発音する
・「水のほとりを」 「ほ」をしっかりと、アクセントでなく
・「やわらかな」 自由に
②
・「正直じいさん」はひとくくりに
・フリを考えるまえに、音楽で処理することを考える。 ←休符の処理
③
・楽譜をもう少し正確に読む
・han han をどう扱うか。→ 泣き声にはっきりした方がいいかもしれない
④
・ビブラートを取ることが第一。一段をまっすぐに丁寧に歌ってみる。
⑤
・子どもの歌といっても、大人が子どもに歌って聴かせる歌。
・子どもの頃を思い出してきく
・3番は少しテンポ緩めてもいい
・オペラ的にならないように
⑥
・まずレガートを心がける
・言葉が聞えて、さらに自然に聞えるように
・風呂を焚く の「た」をはっきり
⑦
・「たれも返事がない」 「た」は聞こえにくい。3つに分けず1つに歌う。
・「山にいったのかな」 dim.しない方がいい。 Na aの母音をしっかり
・「ぼんぼんぼん」 どの程度擬音にしていいのか。音程をはずさないで柱時計の音の印象をだす
終了後に健先生のお誕生会をご自宅でいたしました。2月1日で87歳になられました。ちょうど2月3日と6日がお誕生日の方があり、一緒にお祝い致しました。