2019年2月11日月曜日

境塾 2019年2月3日


境塾 201923日 
演奏曲
    舟唄(片戀)(團伊玖磨作曲)
    金子みすゞの詩による連作歌曲より「こぶとり」(小原孝作曲)
    金子みすゞの詩による連作歌曲より「かぐや姫」(小原孝作曲) 
    うみ(井上武士作曲)
    サッちゃん(大中恩作曲)
    木下夕爾による8つの歌より「ふろたき」(小倉朗作曲)
    木下夕爾による8つの歌より「山家のひる」(小倉朗作曲)

4人の受講生が歌いました。健先生からのコメントを紹介します。
    ・この舟歌についての基本的こと
    北原白秋の詩「片戀」にでてくる「曳舟(ひきふね)」は江東区にある地名であ
    るが、團氏は舟歌と勘違いして作曲したと思われる。この詩を大中恩氏も作曲し
    ているが、舟歌ではない。
    「かわたれ」→彼は誰時とは、あれはだれだとはっきり見分けられない頃、明け
    方。反対語は「たそかれ」で夕方。
 ・金と赤は、同格の扱い。
 ・「ちるぞえな」 3連音符、2連音符を意識させないように母音を流すように。
 ・「薄着のねる」  ネルは素材。ネルは大事に発音する
  ・「水のほとりを」 「ほ」をしっかりと、アクセントでなく
 ・「やわらかな」 自由に
    ・「正直じいさん」はひとくくりに
・フリを考えるまえに、音楽で処理することを考える。 ←休符の処理
    ・楽譜をもう少し正確に読む
han han をどう扱うか。→ 泣き声にはっきりした方がいいかもしれない
    ・ビブラートを取ることが第一。一段をまっすぐに丁寧に歌ってみる。
    ・子どもの歌といっても、大人が子どもに歌って聴かせる歌。
・子どもの頃を思い出してきく
3番は少しテンポ緩めてもいい
・オペラ的にならないように
    ・まずレガートを心がける
・言葉が聞えて、さらに自然に聞えるように
・風呂を焚く の「た」をはっきり
    ・「たれも返事がない」 「た」は聞こえにくい。3つに分けず1つに歌う。
・「山にいったのかな」 dim.しない方がいい。 Na  aの母音をしっかり
・「ぼんぼんぼん」  どの程度擬音にしていいのか。音程をはずさないで柱時計の音の印象をだす

終了後に健先生のお誕生会をご自宅でいたしました。21日で87歳になられました。ちょうど23日と6日がお誕生日の方があり、一緒にお祝い致しました。