2019年8月31日土曜日

境塾 2019年8月18日(日)


境塾 2019818日(日)
演奏曲
    「ひとりぼっちがたまらなかった」より「幸福が遠すぎたら」
     同上「忘却」(大中恩作曲)
    「しぐれに寄する抒情」(團伊玖磨作曲) 
    「風のうたった歌」より「その1」「その2」「その3」(青島広志作曲)
    「落葉松」(小林秀雄作曲)
    「平城山」(平井康三郎作曲)

前日、武蔵境でのコンサートに出演した健先生もお元気に、講習が行われました。健先生からのコメントを紹介します。
    ・「幸福が遠すぎたら」という題名も詩的に読むように
・五つの母音に、五つの音色しかないようだ
・「四分休符 なんだろう」の四分休符では、「なんだろう」のブレスをする
・息の使い方――次のフレーズまでもってくるように
・ブレスがきちんと入っていない
    19小節 「このままではさみしすぎる」はひとまとめのセンテンスになるように
25小節の四分休符は、自分にまかされた間、勘定するのではなく、間で入る
・苦労するから玄人、苦労してください
    ・「しーぐーれー」をレガートに
・「つげておくれ」――何をつげるのか
・「あのひとーおに」 付点音符のところ、のどでリズムをとらない
・大きく歌おうとすると、失敗率が高くなる
    ・「その1」は、音程が甘いところがある
・「その2」の「だんだん・・・」というところはだんだんクレッシェンドしたらどうか
・細かい音符は大切に、延ばす音符は間延びしないように、という原則がある
    3連府、2連府がソルフェージュにならないように、自然に歌う
・高い音の山のところ、準備していい声をだす、構えない
・アクセントをつけない
    ・その調子でよい

2019年8月15日木曜日

境塾 2019年7月15日(日)


境塾 2019715日(日)
演奏曲
    ならんでる(小倉朗作曲)
    さくら横ちょう(別宮貞雄作曲)
    夢みたものは(木下牧子作曲) 
    「沙羅」より「丹澤」「北秋の」(信時潔作曲)
    「花に寄せて」より「てっせん・どくだみ」「ばら・きく・なずな」(新実徳英作曲)
    浜辺の歌(成田為三作曲)

この日は初参加の受講者もあり、16名が参加しました。健先生からのコメントを紹介します。
    ・「ならんでる」の「n」の立ち上がりを早く
・Uの母音が深すぎるところがある。
poco rit.をどの位にするか。
・内容と言葉を結びつける。
    ・「あいみるーの」 別宮さんが伸ばさなくてよいと言っていた。雰囲気をだせばよい。
・なるべくテンポ、伴奏をくずさないように。
・pのでも語勢が弱くならないように。
・「さくら横ちょう」がはじめてでてくるところは大切に。
・2段は景色の説明、3段目から躍動感のある本物の声、13小節から充実感のあるクレッシェンド。
    ・こういう歌は、山がどこか、曲をまとめるのが難しい。元が合唱曲だ。
・高木東六作曲の同名のよい曲がある。(受講者からの声)
    ・「丹澤」 前に進ませるが、戦闘的でなく。
  ・枯れざさ、がれ、とおのむこうの、などの言葉を的確に把握。
  ・たばこすうてみる  (テンポで四拍目の裏に)   ひとり    
      (クレッシェンド)       (ねらったところに「ひ」をいれる)
    ・「花に寄せて」もとは合唱、そういうものはボカリーズが多い。
・丁寧に歌えているが、表情が同じ、色が一つになりがちなので、もう一工夫する。
    ・レガートに歌う。
・低い声を無理にならさなくてよい。