2018年12月9日日曜日

境塾 2018年12月2日


12月2日 演奏曲
    サッちゃんの家(大中恩作曲)
    夕焼け(信長貴富作曲)
    さくら横ちょう(中田喜直作曲) g mollで歌われた
    市の花屋(髙田三郎作曲)
    南天の花(山田耕筰作曲)

本日は5人の方が歌われました。それぞれの曲を通して健先生から、またお互いのコメントからポイントを紹介します。12月とはいえ温かくて、レッスン日和でした。

    ・この歌はパロディなのかどうか。ふざける所と真面目な歌の所をはっきりさせる。
・童謡のような情緒を込めすぎない表現も必要だ。
・言葉の頭を大切に。  
・「相手はさっちゃん」というときは、気をもたせて「さっちゃん」と言う。
・「おまわりさん」 「さん」がですぎない。
1小節まるごと、ピアノも歌も休符のところは、歌い手にとって喜ばしい時間、演技、芝居をする時間だ。
・低い声もきちんとそろえて、それから芝居をする。
    53小節以降のところが、音程が動かずしっかり歌えれば全部歌える。
・説明的ではなく、音楽にのるかどうか。
・全体がレガートに歌う練習になる曲だ。
    ・女性がよく歌う歌である。
・“マチネ・ポエティク”による歌曲。韻をふんだ定型詩である。
・最初の2行は情景の説明。次の2行はどういう恋なのか。「k」をしっかり。
・「ここにいないと」「ゆめのふるさと」どちらもrit.はない。
・情緒に流れて暗くならない。
62-65小節の部分、娘義太夫と思って作曲したと中田先生がおっしゃっていたが、さくらの花びらが散る様子だと(健先生は)考えている。自然現象としてrit.する。
・「その後どう?」は難しいが、深い意味はない。
3拍子によくのって歌う。
・場面説明、恋の情熱的なところとか、部分を分けて表現する。
・外国語の歌詞は、「好き」「愛」「恋」などが多い。日本語の詩は逆をいく傾向がある。
  「恋」という言葉は要注意。めったに出てこない言葉だから、どういう恋なのか。恋にやつれるなどもある。
    いい声だが、声を鳴らしすぎている、頑張りすぎている感じがする。
    「なんてん」の「ん」に音符が当てられているが、口を開けて発語しないと聞こえない。

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