2018年12月1日土曜日

境塾 2018年11月25日(日)


11月の演奏曲
    せめて銀貨の三枚や四枚(木下牧子作曲)
    花のなみだ(朝岡真木子作曲)
    涙(山田耕筰作曲)
    すてきな春に(小林秀雄作曲)
    湖上(木下牧子作曲)

本日は5人の方が歌われました。それぞれの曲を通して健先生から、またお互いのコメントからポイントを紹介します。
    「イ」の母音が多い曲で、気をつけないとでこぼこになりやすい。
作曲家は詩の訳をし、歌手はさらに曲の訳をすると思って。
木下さんが、こういう音型で書いている意図(裏)がわからないと楽しさが伝わらない。
何をねらって、こういう音型で書いているか考える。
一拍目の休符のところは、原則一拍目が鳴ってからブレス
    「ウ」の母音。西洋でも日本語でもない「ウ」、のばしているときと、言葉の途中では違う。
言葉の感情を出す、それには唇を使う。
「燃えてます」のところなど、息の圧力を出しすぎない。
    言葉より旋律重視の傾向の曲である。言葉が先か、音が先かという課題がある。
古い日本語が使われているので、言葉がわからないのは仕方がない。響きの方が大事で、それは許される。
Legatoの中で、言葉を大切に。
言葉の母音が滞らないように。
気持ちが楽譜の強弱と合うところまでもっていく。
    はじめの2ページの部分は、まずはリズムを正確に歌ってみることが大事。
後半はどんどん母音にして、華やかに、きらびやかにもっていく。
あなたの胸で泣きました・・・嬉しいのか、悲しいのか。泣かないで泣かせる。
前奏から、明かりが付いている。
最後の切り方は、どこで切るのが一番拍手がもらえるかと考えることも必要。
「なりました」の「し」はあいまいな無声と有声など、使い分ける。
    crescendoの計算、すぐにおおきくしがちである。言葉の内容と共に高揚する。
diminuendoもうまく納める。
「あるでしょう」の「あ」の母音を基盤にして母音をつなげることを勉強する。

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