2020年2月1日土曜日

境塾 2020年1月12日(日)


境塾 2020112日(日)
本日は、「点(ことば)と線(ライン)に感情が入っていないといけない。上に響かせながら、母音を歌っていく。」という健先生からのコメントで始まりました。新年の歌い初めで16人が歌い、コメントをいただきました。その後健先生の自宅に、持ち寄りで新年会となりました。
演奏曲
    「さがす」(前田佳世子作曲)
  歌い手次第で面白くなる曲。ことば、ラインの中に感情が入っている。「まなざし」を自然に歌う。「~の中に」は「あなた」にかける。
    「ヒスイ」(信長貴富作曲)
    ワンフレーズの中の大切なところを探す。逆アクセントの言葉を乗り越える。「ヒスイ」が自然に聞えるように。
    「ワルツ」(武満徹作曲) 
    全体にワルツのリズムを感じて。武満の曲は、メロディーをだすか、言葉をだすかによって歌い方が違う。言葉のアクセントはメロディーと関係ないことがある。声が次々に進む発声を心がける。
    「アマリリス」(中田喜直作曲)
    最終的に「悩みの花」と言っているので、全体をそのように感じて歌う。作曲家の書いているブレス、特にカンマ(‘)は必ずしも守らなくてもよい。
    「歌をください」(中田喜直作曲)
   八分音符でなく線で歌う。大きい声を出しすぎない。
    「えびがはねたよ」(古村徹三作曲)
   「ぴん」のところが声が引っ込む。「ん」は「N」でも「M」でもなく。
    「すてきな春に」(小林秀雄作曲)
   最後の「くれました」が一つに聞えるように。はじめの「ある朝」が難しい。陽性な歌である。
    「ぺんぺんぐさ」(前田佳世子作曲)
  詩の自然なアクセントが聞えている。「かみさま」の「ま」が強すぎないように。
    「はまうた」(関谷敏子作曲)
  山田耕筰の「箱根八里」などと同様に、民謡、俗曲の類いで、どう歌っても良い。
    「湖上」(木下牧子作曲)
   点と線を考え、レガートに言葉を描いていく。言葉のリズムを楽譜を超えて自分
   のものにする。
    「うぐいす」(木下牧子作曲)
    勉強になる曲。どんな「うぐいす」をイメージしているのか。「一瞬」・・・大切な言葉をどう歌うか、印象的な言葉、それを頂点にもってくるように歌う。
    「しぐれに寄する抒情」(大中恩作曲)
    少し音域が低いようなので移調したらどうか。Molto legatoに歌ってみる。ブレスをきちんと、演技としてできるように。
    「春近き日に」(別宮貞雄作曲)
    声のバランスがとれているときは大変立派な声だが、うまくいっていない時がある。この曲は相当難しい曲である。
    「ひとり林に・・・・・・」(朝岡真木子作曲)
  まず気になるのは「U」の母音、西洋的と日本的のバランスをとって自然に聞えるように。
    「あなたへ」(朝岡真木子作曲)
  まず声をしっかりだして歌う。
    「一月一日」(上真行作曲)
    一部にまだビブラートが気になるところがある。

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